STARDUST REVUE meets to BIG HORNS BEE

 「NO BALLADS」

t ZEPP TOKYO on 2001.10.28

 

〜11人でのパワフルライブ〜

 

 

<セットリスト>

with 山本公樹、BIG HORNS BEE

with 山本公樹、BIG HORNS BEE

M1:THE CHICKEN(Instrumental) 

M2:BEATに愛を込めて 

M3:KEEP ON ROLLIN’ 

M4:月光列車(ムーンライトロコモーション) 

M5:Danger Lady 

M6:Syncopation Love

12:Sweet Harmony 

13:BABY、とりあえずもっと 

14:Intermezzo〜HELP ME 

15:Whisky A Go-Go 

16:GET CRAZY 

17:Goin’Back To 1981 

スタレビのみ

アンコール

M7:ブラックペッパーのたっぷりきいた私の作ったオニオンスライス 

M8:噂のアーパーストリート 

M9:シュガーはお年頃

EC1:The Longest Time(スタレビでのア・カペラ) 

EC2:Goodtimes&Badtimes 

EC3:と・つ・ぜ・ん Fall In Love 

EC4:ふるさと(全員でア・カペラ)

フューチャリング

<メンバー>

10:想い出に変わるまで(フッシーさん)

 M11:木蘭の涙(公樹さん)

l      STARDUST☆REVUE

l      山本公樹(Sax)

l     BIG HORNS BEE

フラッシュ金子(sax)

オリタノボッタこと織田浩司 (sax)

河合わかば(Tb)

フッシー小林こと小林太(Tp)

ヒマラヤン下神こと下神竜哉(Tp)

 

 

 

◆ はじめに

 

今年の5月11日に赤坂BLITZで、アルバム収録用のために行われたライブの、ライブ版(5月の時は、まあ、いわゆるレコーディングだし)。あの時が、非常に楽しかったということで、ツアーを組んだ、このライブ。結局、5月のレコーディングライブは、1夜限りのセッションと銘打たれていたが、1夜限りという言葉は、もはや取っ払われたと言う現状でしょう(笑)。とはいえ、この様なライブは、滅多にお目にかかれないので、楽しみにしていた。本当は、2階席確保を狙ったが、チケット取りに失敗した為、スタンディングで堪能。自分で取ったFC先行チケットは、フリップサイド先行で取った友人に渡し、フリップサイド先行分は、私のミッチー仲間に譲る。で、私はといえば、秋田の友人が取ったチケットの番号が早かったので、そちらに乗っかることに。この友人とは、かなり久し振りに会う。1999年の楢葉での夏イベント以来。彼女に会うのも、とても楽しみだった。よく考えれば、一緒にライブを見るのは、初めて。

 

当日は、雨。しかも、寒い。混んでいるだろうと思ったお台場は、意外に空いていた。早めに秋田の友人と会った私は、会場上にある、カフェに入った。中に入ってお茶を飲んでいると、下から音の振動が伝わる。どうやら、リハーサルを行っている模様。しかし、曲はなんだか把握できない。

 

開場時間の17:00前に、開場前に行く。傘を持ったお客さんが、既に多数。係員のお兄さんが、入場に際しての説明をしている。入場は、どうやら整列というスタイルではなく、呼ばれた番号から順に入る様だ。190番台だった私達は、早々に会場に入る。場内に入ったのは、VOHさん側の扉だった為、その辺で落ちつく事に。ただ、悩んだのは、仕切りの棒に寄りかかれる場所にするか、それより前の3列目当たりを取るかということ。結局、棒が有った方が下に荷物も置けるし、便利!ということで、若干後ろでも、VOHさん目の前をキープ(と言っても、8列目位だと思う)。棒の周辺は、早く埋まっていて、中央も空いていなさそうだし、今空いている所を取っておかなければ、埋まりそうだったので、即決。久し振りに、VOHさんを目の前で見る位置となった。

 

さて、スタンディングライブの場合、何が苦痛かというと、開演までに、立って待っていなければならないこと。滅多やたらに動けないし。さらには、開場前から立っているわけで、開演するまでに、2時間弱は立っていることになる。開演までの時間くらい、座りたい所だが、そういうわけにいかないのが、少々つらい。開演までの間は、連れの友人と話をしたり、グッズを買ったり。グッズも2人揃って見に行くことが出来ないので、とりあえず2人分のパンフレットを購入する。なにせ、席が決まっているわけではないので、一緒にその場を離れることは、難しい。これもスタンディングライブのつらい所。こんなことをしながら、開演を待ち、ようやく場内に開演に際してのアナウンスが流れる。これを聞くと、「あ〜やっと始まるよ」という気分になる。18:00になると、客電が落ちる。「いよいよ始まるぞぉ〜〜」と、気分が高まる。

 

 

◆ Instrumental でかっこいい幕開け!

 

18:03、ステージが明るくなり、要さん先頭に下手側からメンバー登場。と同時に、沸きあがる客席。5月のレコーディングライブよりも、溢れる熱気。メンバーは、満面の笑みで、それぞれのポジションにつく。メンバーの並びは、レコーディングの時と同じだったと思う。ステージ上段下手から、公樹さん、金子さん、織田さん、河合さん、フッシーさん、下神さん。ステージ下段下手から、健ちゃん、柿沼さん、要さん、寺田さん、VOHさん。各メンバーソロが、「最初の自己紹介さ!これから楽しむぞ〜!!」と言わんばかりの、THE CHICKEN」。5月に聞いた時と、アレンジに変化がある。かっこいい音色で自己紹介をした後には、ホーンセクションのファンファーレが鳴り響き、「BEATに愛を込めて」。ファンファーレでは、健ちゃんがコンダクターになる。後ろを、くるっと向いて指揮を取る健ちゃん。フッシーさんのソロが、これまたかっこいい。

 

2曲立て続けで演奏した後、「ようこそいらっしゃいました〜!!雨でお足元の悪い中」と、要さんが笑顔で、挨拶をし、MCスタート。「このツアー、全11公演。今日は9公演目。11分の9、素数ですね、割りきれません」と、テンポよく喋る要さん。「BHBは疲れやすいので、今日のステージは、2曲ずつの演奏で、お届けします」と付け加えると、BHBのメンバーは全員床に座り、疲れたポーズ(笑)。ネタとして出来あがっている時点が、かなリ面白い。さて、今回のMCは、メンバーへのアンケートが主体となっている模様。司会担当の要さんが、メンバー全員にアンケートを取り、それをステージにて発表。要さんのツボをついた回答には、今回のツアーグッズの、「リストバンド」「バスタオル」が、商品として貰えるというシステム。アンケート内容は、毎回違うようだ。

 

ここで選ばれた内容は、「ZEPP TOKYOは、何回目ですか?」という内容。公樹さんは、今回で全国のZEPPを制覇だとか。そして、タオルゲット。柿沼さんは(この日は、もんじゃやきよしと、アンケートに記名したらしい)、「初めてです」と回答。対してVOHさん、「ポンキッキーズのイベントで来た以来」と、回答。勿論、柿沼さんは、要さんに突っ込まれる。ポンキッキーズのイベントのことを聞いて、「あらら〜〜〜」と笑ってごまかそうとする柿沼さん(笑)。

 

このアンケート、司会のおもむくままに進行されるようで、いきなりギターを準備し、「さ、皆さん、いきなり展開しますから、ちゃんとついて来て下さいね」と、演奏体勢に皆を移動させる(お客さんも含めて)。

 

おもむろに、要さんの雄叫びが始まり、KEEP ON ROLLIN’」の演奏体勢をメンバーが整えた頃、いきなり雄叫びを止める。本当に、楽器の音が入る直前に止めたので、VOHさん、マイクに勢いよく頭をぶつける「ゴン」と、音が入ったが、その音はどうも要さんには届いていないようだった。VOHさんは、「なんでいきなりやめるの」と、要さんに言う。私自身も、これからだぞぉと思っていた時なので、「おいおい〜〜」と思いつつ、目の前でおでこをさするVOHさんを、見て笑ってしまった。なんでこの展開だったのか、はっきり覚えていないが、何か言い忘れて、それを思い出していきなり止めたかと思う。結局、気を取り直して、再度雄叫びよりスタート。「月光列車」では、リズムに合わせて体を上下する。公樹さんと、金子さんは髭ダンスのような手を付けてコミカルに動き、下神さん、フッシーさん、河合さんは、楽器を横にして物を押しこむような仕草で、体を上下する。河合さんのソロが、聴き所でもある。各曲で色々やってくれるBHBの動きも、実は目が離せない。

 

ということで、2曲演奏されたので、アンケートに則ったMC。ここでは、「あなたの楽器で有名な曲といったらなんですか?」について、繰り広げられた。

織田さんは、バリトンサックスで、船の汽笛を再現する。「船が出るぞ〜『ヴォ〜〜』船が出るぞぉ『ヴォ〜〜』」と、小芝居を見せながらやってくれる。場内に笑いがこぼれ、要さんのツボにも入り、タオルが渡される。タオルを貰って大喜びの、織田さん。トランペットでは、「笑点」のテーマが(下神さんが、やったと思うが…)。柿沼さんは、「髭ダンス」。VOHさんは、「サザエさん」。ちなみに、「タラッタララ〜タラッタララ〜タラッタララ〜♪」と、口にしてから、最後に「カン!」と、音を鳴らす。健ちゃんは、「大田胃散」と言い、CMでおなじみの曲を弾く。「なんだろう?光田のだけもっと聴きたいと思ったよ」と要さん。寺田さんは、「水戸黄門」のテーマ。「なんか、『じんせ〜い〜〜♪』って歌いたくなっちゃうね」と、柿沼さん。「じゃあ歌ってくれよぉ、どうやって締めようかと考えたんだから」と、要さんに言われてしまう。実は、このライブは、120分凝縮と要さんは言っていたが、その言葉を聞いている時点で、「どうせそんなの無理無理」と思った。

 

ここでも、おもむろに楽曲に移る。アルバム、「NO BALLADS」に収録されていない、Danger Lady」。バリトンサックスから展開され、ホーンセクションのユニゾンがかっこいい。この曲は、大人のカッコよさがあり、ホーンの音色が似合う。ちなみに、何故この曲を収録しなかったかというと、「FACE TO FACE」に収録されているからということだった。続けて、Syncopation Love」。「AH〜!」のハモリは、いつ聴いても実に気持ちが良い。この曲の要さんの歌い方は、いつも、艶っぽさというか、ちょっとしたエロチシズムがあるように感じてしまう。この曲の後、「ビッグホーンズビー!、山本公樹!」と、要さんが紹介し、ステージにはスタレビだけが残る。

 

 

◆ スタレビのみでのステージ

 

懐かしのライブハウス時代に戻り、80年代の曲を…ということで、「ブラックペッパーのたっぷりきいた私の作ったオニオンスライス」から始まる。サビを、皆に歌わせる要さん。ライブハウスだからこその、雰囲気があるように思う。皆で歌うのはホールでもあるが、それとは違う雰囲気が漂っていた。「噂のアーパーストリート」は、おなじみVOHさんのダンス披露。「シュガーはお年頃」でも、盛り上がりは衰えない。それどころかより一層、はじけて行く客席だったように思う。

 

メンバー5人でのMC。「ライブハウスってさ、お客さんとの距離が近くて良いよね」との、要さんの言葉から始まる。何の話で、次の言葉が出てきたか覚えていないが、柿沼さんはこんなことを言っていた。「幸せと不幸は半々で、幸せっていうのは、努力の上にある」と。お客さんから、「ほ〜」と声が出たが、要さんは、「じゃあ、俺はずっと幸せなんだけどさ、後もうちょっとしたらずっと不幸な人生があるって訳??半々なんでしょ?そんなの嫌だよ。それより、努力しない人に、努力とか言われちゃいましたねぇ」と、発する。健ちゃんは、後半の台詞に思わず笑みをこぼしていた。

 

ここで、フッシーさんがステージに呼ばれる。ミュートトランペットが、この後披露されるようだ。ところが、フッシーさんが、ステージに登場したのにも関わらず要さんは、トークを続ける(しかも、フッシーさんに振るネタではない)。そんな要さんに対して、「あのさ、呼んどいて(フッシーさんを)、ずっと待たせるの?」と柿沼さんが一言。この一言により、我に返る要さん。「よかったよぉ。このまま色々な人格が出てくるところだった…」と、言い訳の要さん(笑)。次曲の紹介で、「目を閉じて聴くと、何も見えません」と要さんの口から出ると、場内に笑いが起きる。「どうよこれ?」と、自慢気な要さん。

 

 

◆ トランペットとサックスのフューチャリング

 

フッシーさんのミュートトランペットをフューチャーした、「想い出に変わるまで」。個人的に好きな曲で、嬉しい選曲。ミュートトランペットが、良い雰囲気を作り出す。

公樹さんが、ソプラノサックスを抱える。ここで聞こえてくるのは、「木蘭の涙」。この曲って、バラードじゃないの?と思いながら聴いていたが。意外過ぎる選曲。公樹さんのサックスが、色を添える。

BHBのメンバーが再びステージに登場。公樹さんの頭を、ポンポン叩いたりしながらやってくる。なんだか、面白い。

 

 

◆ 再びホーンセクションとの絡み

 

メンバーが全員揃った所で演奏かと思いきや、MCからの展開。まずは、「携帯に入っている有名人は?」から。

柿沼さんは、「根本要」。要さん曰く、「こいつは、友達少ない(業界に)んだよな。それを物語ってる回答」。柿沼さんの携帯には、大半が大学や高校時代の友人が登録されているらしい。

寺田さんは、「サムエルの伊藤くん」。

公樹さんは、要さんに一通り名前を読み上げられ、「やっている人ばかりじゃないの」と言われる。ちなみに、「スタレビ、中西圭三、SILVA、及川光博」と上がっていたかと思う。ミッチーベイベーな私にとって、及川光博と要さんの口から聞けたのは、なんか嬉しい。

 

続いてのアンケートは、「最も大きな病気は?」について。

下神さんは、「脂肪肝」。寺田さんは、「ピロリくん」(ピロリ菌を飼っていた)。

 

またしてもおもむろに、演奏をはじめようとする要さん。「さ、次は、フルートですね。準備は良いですか?」と、口にしたにも関わらず、要さん自身が、ギターを間違えて準備していた。演奏に入ろうとする直前に、そのことに気付く要さん。VOHさんはその行動を見て、「あれ〜?と思ったんだよね」と、一言。演奏前に、フルートで一芸(フルートを飲む真似)を見せる笛吹童子(このネーミングは要さんがいっていた。ちなみに、公樹さんと織田さんがフルート。金子さんがピッコロ)。笛吹童子が必要な曲は、Sweet Harmony」。木管楽器3人は、楽器をバトンのようにして曲に合わせたりしていた。それがまたなかなか、お茶目。

ここで、いきなり、「下ちゃん(下神さん)と金子さんのこの楽器と言えばこの曲!って何?」と、振る要さん。夜のお色気系曲が出てきたかと思えば、「マイムマイム」も。ここで、「マイムマイムマイムマイム〜♪」の後って何て言う?という話題に展開。「レッセッセ」とか、「ベッサッソ」とかが飛び交う。公樹さんにも、「フルートだと何?」と振ったような気がする。公樹さんは、ディスコナンバーをやったはず。しかも過去にスタレビツアーで演奏した曲。ちなみに、主旋律を吹いていない(笑)。

 

「要さんがこんな人だとは思わなかった」と言われた、BABY、とりあえずもっと」。健ちゃんのオルガンソロ(Intermezzo)から始まる、Help Me」。さて、ここでのオルガンソロは、先ほど話題に出た「マイムマイム」を織り交ぜながら、「ひみつのアッコちゃん」、「ピンクパンサー」、「ゲゲゲの鬼太郎」、「太陽にほえろ」、「ゴッドファーザー」、タイトル不明だがパイプオルガンでよく聴く誰もが「あ〜知ってる!」という曲を多数織り交ぜ、魅せつける。健ちゃんは、満面の笑みを浮かべながら、鍵盤を弾きまくる。「ひみつのアッコちゃん」が個人的に、意外なものを持ってきたなと思っている。初めてスタレビを見た友人が、「光田さんっていうのは、頭の良い人だなって思った。だって、「マイムマイム」をすんなり取り入れるんだもん」と後日メールをくれた(一緒にこのライブを見ていたわけではないので)。

 

この後のMCでは、来年1月1日に発売するアルバムの話をし、宣伝も忘れずに行う。今回のジャケットは、要さんはサングラスを外しての撮影とのこと。「要さん。これじゃ、知らない人が見たら、『あれ〜?ボーカルの人やめやちゃったんだ』って、思っちゃいますねって、この写真見た時、光田が俺に言うんだよ」と、説明した要さん。このアルバムは、「大人の音楽を聴かせる」という内容らしい。また、今月発売されるマキシシングルについても、勿論触れる。「「My Love」というまた誰にでもわかる英語のタイトルなんだけど、「Deeper Kind Of Love」という、英語バージョンで歌った曲があって、英会話の先生に発音をチェックしてもらったの。目指すはQeen's Englishね。そしたら先生、俺の歌聴いて、『要さんお上手ですね』って。誰も歌のチェックしてくれって言っていないのにさ(笑)。」と、テンポよく繰り広げる。ちなみに、英語の発音も全く問題ないらしい(要さんの英語は、いつもきれいな発音だなぁと思う)。

 

宣伝MCも終わり、ここから3曲立て続けに演奏。Whisky A Go-Go」は、柿沼さん、VOHさん、寺田さん、健ちゃんの順に歌いまわす。この曲、裏打ち手拍子がいつものパターンであるが、今回は、それに変わって、「Hu〜Hu〜」と声を掛けるパターンだった。要さんが、お客さんを先導する形で、皆に広める。GET CRAZY」では、ホーンセクションメンバーも負けずにジャンプ。マウスピースを、口から離さずにジャンプするって凄いと思う(バリトンサックスなんか、楽器大きいし)。Goin’Back To 1981の要さんの、「AH〜〜〜♪」は、いつになく物凄く長かったと思う。

 

溢れる熱気の中、本編終了(20:40頃だったと思う)。しかもこの時点で、踊りすぎた私は、かなり喉が乾いていた。飲み物が手元にあって、心底よかったっと思った瞬間でもある(笑)。

 

 

◆ アンコール

 

スタレビ5人が、まずはステージに登場。要さんは、「あれ?まだ皆いたの?楽器片付けようと思って出てきたんだけどなぁ」と、口にする。5人が中央に揃い、ア・カペラで、The Longest Time」を歌う。やはり、ア・カペラは必要不可欠なのかもしれない。

 

ホーンセクションメンバーが、ステージに揃う。その時の格好がまた笑いを誘う。タオルを頭に巻いたり(お風呂上りのようなスタイル)、首にかけたりで、お客さんの目を奪う動きをしながらの登場。勿論、場内には大歓声。

Goodtimes&Badtimes」、「と・つ・ぜ・ん Fall In Love」と続けての演奏。11名が、ステージ前面中央に揃う。マイクの準備をメンバー自ら行い、全員で、まさかのア・カペラ。BHBにア・カペラをやらせるって、スタレビ位か?と思わずにいられない。スタレビのメンバーがそれぞれのパートの切れ間に入り、音を取りやすいようにしているようだった。「ふるさと」を、メンバー全員で歌うとは、本当に予想外だった。

 

歌い終わるとメンバー全員は極上の笑みを浮かべ、皆で肩を組み、お辞儀をする。客席から沸きまくる拍手の嵐。メンバーは、嬉しそうに手を振り、順番にステージを去った。21:05終了。

 

 

◆ ちょっと感想

 

やはり、アルバム収録の時とは、全く違う。演奏曲が一緒でも、空間の雰囲気が違う。くだけた感じで、ライブハウスという空間を存分に楽しんだように思う。同じことをホールでやっても、きっと同じ様にはならないんだろうなと思う。

 

この日は、外は雨だし、寒かった。場内は、勿論熱気ムンムン。いつになく、自分自身の気持ちも一気にヒートアップしたせいか、踊りに踊ったような気がする。場内の酸素も薄くなっていったと思うが、後半、気が遠くなりそうなことが何度か起き、一瞬座るか?と思ったりもした。ただ、なんだか、このまま行けそうな気もしたので、トリップ寸前で最後まで、突っ走った私。そういえばあまりそういうことは無いなぁと、今ふと思うが。ドーパミンが、バンバンでていたと思う私の脳。

 

ステージ自体は、結果的に3時間。まあ、何をどう考えても、2時間で終わらないと思うし(笑)。ライブハウスでの公演も、楽しいし、良いんだけど、欠点がある。開場時間に間に合う必要があることと(整理番号が後ろの方であれば、別段ギリギリ入場でもよいが)、場内に入ったら、身の自由度が少ないこと(要するに、その場をなかなか離れられない。1人で来ていれば尚更)、開演前から含めて相当な時間立っていなければならないこと。これらは、なかなか、きつい。開演中は、非常に楽しいが、終わってから押し寄せる、疲れ。足が痛いのだ。なおかつ、底の厚い靴やヒールが高い靴で来たほうが、何かと良い。それがまた、足に疲れを持たせる(下が絨毯だとさほど疲れないが)。荷物も少ない方が良いし。色々と面倒でもある。だから、会社帰りにはワンマンでのオールスタンディングライブはあまり行きたくない。

 

何はともあれ、明日のブリッツは、有給休暇も取ったので、身軽な体勢で挑める。明日も明日で楽しみさ。